“口呼吸”の弊害
“口呼吸”の全身的な影響
口呼吸を行うことで免疫機構に悪い影響がおよぶこと、乾燥した温度の低い空気が呼吸器官に入ることから健康に良くないことが予想される。そのような中で特に心配なことは、睡眠障害である。脳は寝ている状態では、口呼吸できず、鼻呼吸を行っている。つまり、脳が起きている(覚醒した)状態でなければ、口呼吸は出来ないのである。子どもたちにとって、質の良い睡眠をとることは、健やかな成長や発育を行う上での鍵であると考える。鼻呼吸が出来ずに”睡眠障害”となった場合、次のようなことが考えられる。
①交感神経が常に興奮
②血糖値が上昇する
③インスリンの分泌が低下する
④過食、肥満になるホルモンの分泌が増加する
⑤成長ホルモンの分泌が抑制される
⑥免疫力が低下する
とされている。
また、”睡眠障害”により脳の修復や回復ができないため、”記憶の低下”や”他人と円滑なコミュニケーションをはかることができなくなる”とされている。
口呼吸はアデノイドなどの扁桃肥大に起因することも多いため、これらによって起因する中耳炎や感染症などの症状が生じやすいと考えられる。裏を返せば、中耳炎を頻発するようであれば、アデノイドの肥大を疑わなければいけない。

■この記事の監修者
尾村 育史
経歴
- 昭和62年 大阪歯科大学卒業
- 昭和62年 奈良市の歯科医院に勤務
- 平成11年 尾村歯科医院 設立
所属学会・研究会
- 保田矯正塾
- 日本床矯正研究会
- Vキッズ会
- 神戸臨床小児歯科研究会
- 国際歯周内科学研究会
- 日本臨床歯周病学会
- 日本ヘルスケア歯科学会


























