子供の矯正治療がなぜ重要か
身体が環境負荷に応じて目に見える特徴を調節していく能力のことを「表現型可塑性」という。例えば汗をかく能力についていうと 人間は生まれつき何百万もの汗腺を持っているが、暑いときに何割の汗腺が実際に汗を分泌するかは、生後数年のあいだにどれだけ暑さに負荷をかけられたかによって左右される。一部の特徴は生涯を通じて調節が可能になっているが 大半の特徴は環境の変化に応じて絶えず調節することができない。例えば脳の大きさなどは いったん成長すると もうあとは改造がきかない。こうした特徴は、身体が負荷を利用して、子供が子宮内にいるあいだや生後数年間を中心とした発達の初期段階で、成長後のそれぞれの構造にとって最適の形状を先取りしなくてはならない。

■この記事の監修者
尾村 育史
経歴
- 昭和62年 大阪歯科大学卒業
- 昭和62年 奈良市の歯科医院に勤務
- 平成11年 尾村歯科医院 設立
所属学会・研究会
- 保田矯正塾
- 日本床矯正研究会
- Vキッズ会
- 神戸臨床小児歯科研究会
- 国際歯周内科学研究会
- 日本臨床歯周病学会
- 日本ヘルスケア歯科学会


























