ワイヤー矯正の種類を解説!費用の目安や選び方も

こんにちは。神戸市灘区、阪神本線「大石駅」より徒歩1分にある歯医者「尾村歯科医院」です。

ワイヤー矯正の治療イメージ

歯並びや噛み合わせを整える矯正治療の中でも、ワイヤー矯正は昔から行われてきた歴史のある治療法です。ワイヤー矯正には複数の種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。そのため、患者さまの希望やお口の状態に合った方法を選ぶことが大切です。

今回は、ワイヤー矯正の種類や費用、選び方について解説していきます。

ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正とは何?

ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットという小さな装置を取り付け、そこに細い金属のワイヤーを通して歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。古くから行われてきた治療法で、現在でも多くの歯科医院で採用されています。

歯科医師が歯の状態に合わせてワイヤーを調整しながら治療を進めていくため、さまざまな歯並びの乱れに対応できる点が特徴です。歯の位置を細かく調整する症例や、噛み合わせがずれている症例にも対応できるとされています。

ワイヤー矯正のメリット

ワイヤー矯正のメリットは、幅広い症例に対応できることです。歯を動かす力をコントロールしやすく、細かな調整もできるため、抜歯を伴うケースや歯を大きく動かす症例などにも用いられます。

また、装置が歯に固定されており、自分で取り外す必要がありません。マウスピース矯正のように装着時間を管理する手間がなく、つけ忘れる心配もないでしょう。装置が常に力をかけ続けるため、計画どおりに歯が動きやすいのも特徴です。

ワイヤー矯正のデメリット

ワイヤー矯正では、装置を付けた直後や調整のあとに痛みを感じることがあります。多くは2〜3日をピークに1週間ほどで落ち着いていきます。

また、装置が唇や頬に当たって口内炎ができることもありますが、その場合は矯正用のワックスで装置を覆うと刺激を和らげられます。

食事にも制限があり、粘着性のある食べ物や硬い食べ物は避ける必要があります。装置の周りに汚れがたまりやすく、清掃が不十分だと虫歯や歯周病のリスクが高まるため、毎日の丁寧なケアが必要です。

全体矯正や難しい症例の場合は治療期間が長くなりやすく、2年以上かかることもあります。

ワイヤー矯正の種類

ワイヤー矯正で使用する矯正器具

ワイヤー矯正は、装置を取り付ける位置によって3つの種類に分かれます。それぞれ特徴が異なるため、治療の目的やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

表側矯正

表側矯正は、歯の表側にブラケットを装着し、ワイヤーを通して歯並びを整える方法です。ワイヤー矯正のなかでは最も一般的で、多くの歯科医院で受けることができます。

抜歯を伴うケースや歯を大きく動かす症例にも対応でき、3つの方法のなかでは費用を抑えやすいのが特徴です。また、装置が舌に当たらないため、裏側矯正に比べて発音への影響も少ないとされています。

一方で、歯の表側に装置を付けるため目立ちやすく、装置の周りに汚れがたまりやすいことには注意が必要です。

裏側矯正

裏側矯正(リンガル矯正)は、歯の裏側(舌側)に装置を取り付ける矯正方法です。正面から装置が見えないため、矯正していることに気づかれにくいのが特徴です。

一方で、装置が舌に触れやすく、装着してしばらくは違和感や発音のしづらさを感じることがあります。また、治療を行うには高度な技術が必要で、費用もやや高額になる傾向があります。

ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正は、上の歯に裏側矯正、下の歯に表側矯正を行う方法です。話すときや笑うときに見えやすい上の歯の裏側に装置をつけることで、装置が目立ちにくくなります。

下の歯は表側に装置を付けるため、全てを裏側矯正にする場合より費用を抑えられます。ただし、上の歯は裏側矯正と同じ構造のため、慣れるまでは違和感を覚えることもあるでしょう。

ワイヤー矯正のブラケットの種類

ワイヤー矯正のブラケットの種類

ブラケットとは、ワイヤーを固定するために歯の表面に取り付ける小さな装置のことです。素材によって見た目や強度、費用が異なります。ここでは、代表的な3つの素材を紹介します。

メタルブラケット

メタルブラケットは、ワイヤー矯正で昔から使われている金属製の装置です。ステンレスなどの金属でできており、耐久性が高く壊れにくいのが特徴です。費用も他の種類と比べて抑えやすく、幅広い症例に使われています。

一方で、歯の表面に銀色の装置が付くため、目立ちやすい点がデメリットとして挙げられます。また、金属アレルギーの方は使用できない場合もあるため、事前に歯科医師へ相談することが大切です。

セラミックブラケット

セラミックブラケットは、ブラケットの素材にセラミックを使用した装置です。白く透明感のある色合いで歯の色になじみやすく、目立ちにくいことが特徴です。

金属を使わないため、金属アレルギーの心配がない点もメリットです。セラミック自体は変色しにくい素材ですが、ワイヤーを固定するゴムは飲食物の影響で着色することがあります。

ただし、金属に比べると強度は劣るため、強い力がかかると欠けることもあります。費用はメタルブラケットより高くなる傾向があるため、見た目と費用のバランスを考慮して選ぶとよいでしょう。

プラスチックブラケット

プラスチックブラケットは、白や半透明のプラスチックで作られた装置です。目立ちにくく、セラミックブラケットに比べて費用を抑えやすいのがメリットです。

ただし、プラスチックは金属やセラミックに比べて強度が低く、食べ物や飲み物によっては変色する可能性があります。

ワイヤー矯正の種類ごとの費用目安

ワイヤー矯正の種類ごとの費用を計算するための計算機

ワイヤー矯正の費用は、装置を付ける位置やブラケットの素材、歯並びの状態によって変わります。矯正は自費診療のため全額が自己負担となり、金額の設定も歯科医院ごとに異なります。

ここでは、代表的な3つの治療方法ごとの費用の目安を見ていきましょう。

表側矯正の費用

表側矯正の費用は、全体矯正で50万円〜110万円ほどが目安です。前歯など一部だけを動かす部分矯正では、30万円〜60万円ほどになります。

3つの方法のなかでは費用を抑えやすい一方、白や透明のブラケットを選ぶ場合は追加の費用がかかることもあります。

裏側矯正の費用

裏側矯正(リンガル矯正)の費用は、全体矯正で100万円〜170万円ほどが目安です。前歯など一部だけを動かす部分矯正では、40万円〜70万円ほどになります。

歯の裏側は装置を取り付ける場所が狭く、表側矯正より高い技術が求められるため費用も高くなります。また、通院ごとの調整料が高めに設定されている場合もあります。

ハーフリンガル矯正の費用

ハーフリンガル矯正の費用は、80万円〜130万円ほどが一般的です。すべてを裏側矯正にするよりは費用を抑えられるものの、表側矯正よりは高くなる傾向があります。

上の歯の裏側に装置を付けるため、見た目を気にしつつ費用も抑えたいという方に選ばれています。

ワイヤー矯正の種類の選び方

ワイヤー矯正の種類の選び方

ワイヤー矯正は、装置の種類によって装着感や見た目、費用に大きな差があります。そのため、選ぶ際にはいくつかのポイントをしっかりと見極めることが大切です。

まず確認したいのは、ご自身の希望でしょう。奥歯のずれや重度の歯並びの乱れをしっかりと治したい方には、適応範囲の広い表側矯正が選ばれています。人前に出る機会が多く、見た目を重視するライフスタイルであれば、裏側矯正やハーフリンガル矯正を検討する方が多いです。

予算も重要な判断材料になります。裏側矯正やハーフリンガル矯正は費用が高くなる傾向があるため、経済的な計画を立てたうえで選びましょう。

そして何より、治療は歯科医師と二人三脚で進めていきます。気になる点はしっかり相談し、自分に合った治療法を納得したうえで選ぶことが大切です。

まとめ

ワイヤー矯正の治療イメージ

ワイヤー矯正は、幅広い歯並びや噛み合わせの乱れに対応できる矯正方法です。装置を付ける位置によって表側矯正・裏側矯正・ハーフリンガル矯正に分かれ、ブラケットの素材にもいくつかの種類があります。

多くのメリットがある一方で、痛みや食事・清掃の手間などの注意点もあるため、事前によく理解した上で検討することが大切です。歯科医師と相談しながら、自分に合った矯正方法を選びましょう。

ワイヤー矯正を検討されている方は、神戸市灘区、阪神本線「大石駅」より徒歩1分にある歯医者「尾村歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者さまの歯を守り、楽しく快適な生活を送るサポートをすることを目指してさまざまな診療にあたっています。矯正治療に力を入れながら、予防歯科にも積極的に取り組んでおります。

院のホームページはこちら矯正相談も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

尾村 育史

■この記事の監修者

尾村 育史

経歴
  • 昭和62年 大阪歯科大学卒業
  • 昭和62年 奈良市の歯科医院に勤務
  • 平成11年 尾村歯科医院 設立
所属学会・研究会
  • 保田矯正塾
  • 日本床矯正研究会
  • Vキッズ会
  • 神戸臨床小児歯科研究会
  • 国際歯周内科学研究会
  • 日本臨床歯周病学会
  • 日本ヘルスケア歯科学会

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